「米と日本の歴史」

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日本に米が伝わったのは、2000年ほど前だ。

日本の歴史は、米とともにあるといっても過言ではないだろう。

最新の米事情とともに米を再見する。

約2000年前、農耕の技術は中国の揚子江下流域から北九州に伝えられた。

当時は現代のように炊飯器もなければ、多彩な米料理のレシピもない。

そこで(1)焼けた石や土器の上で炒める焼米、(2)穴に米を埋め、その上で薪を焚いて蒸す蒸し飯(強飯)、(3)土器の鍋で米を煮る粥、

の3方法で調理されていた。

精米してといでから水に浸して炊く方法ができるのは、平安時代の中頃になってからだ。

硬い強飯と対照的な軟らかさから「姫飯」と呼ばれた。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

●三上靖史は、欠陥住宅や近隣トラブルなど住宅全般の相談を承っています。