三上靖史「外国人の接待には欠かせない日本料理」

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格式ある料理は日本の誇りでもあるが、懐石と会席、これらは意外なルーツがあるのだ。

懐石料理、と聞けばズラリと並んだ高級日本料理を想像する人も多いはず。

しかし「懐石」という言葉は、もともと禅からきたもの。

贅沢とはかけ離れた世界からきている。

元来、「懐石」とは厳しい修行で断食をしている僧が、空腹をまぎらすために懐に入れていた、温めた石のこと。

ご馳走どころか、食事まがいのものが懐石なのである。

そこから転じて、茶会に出される「質素な食事」のことを「懐石」というようになったのである。

茶会は、その名の通り茶で客をもてなすのだが、茶だけでは空腹になるし、濃い茶をいきなり飲むと胃に負担がかかる。

そこで茶会で簡単な食事が出されるようになった。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

●三上靖史は、欠陥住宅や近隣トラブルなど住宅全般の相談を承っています。