突然の訃報で駆け付ける時、香典やお花をもっていくのはどうでしょうか。
不幸のあった家は、外から見るよりもずっと混乱し、とり込んでいます。
香典がなくなったり、どこかにまぎれたりしかねません。
そうなっては、せっかくの供養の気持ちが相手に伝わらないばかりでなく、トラブルの原因になります。
もし、通夜の席に出るのなら、その時持っていきます。
告別式に出してもよいでしょう。
通夜の席で、線香をあげて礼拝したとき、祭壇の横に香典を供えるかわりに、遺族にお悔みをいった折に、直接、手渡してもかまわないでしょう。
とりあえずの弔問に喪服で行くのと同じで、できすぎていて、弔問を受けるほうは空々しく感じるでしょう。
さっぱりした平服で、女の人ならばエプロン持参でいき、玄関でお悔みを述べたら、勝手口へまわって手伝いを申し出ます。
お願いします。といわれたら、台所や細かい雑用を手伝ってやれば喜ばれるでしょう。
上手なお悔みのことばよりも、遺族の悲しみや心労を少しでも楽にしてやろうとする手ぎわのよいお手伝いは、なによりのお悔みになるでしょう。
遺族も、お手伝いを申し出られたら、遠慮なくお願いします。
もし、必要がないのなら、お礼をいって丁重に断わります。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
●三上靖史は、欠陥住宅や近隣トラブルなど住宅全般の相談を承っています。