婚約してからの交際期間中に、相手の人柄に納得できない面を発見したり、信頼や尊敬を裏切られたり、人生の伴侶としての愛情がもてなかったりなどの、どうしても結婚に踏みきれない事情が生じた場合は、婚約を解消することができます。
それが一方的な身勝手な理由ではなく、じゅうぶんに根拠のあるものと認められる場合ならば、勇気を出して事にあたる覚悟をもつべきでしょう。
婚約してしまったからしょうがないとあきらめて、あるいは世間体をはばかって、無理に結婚するのは、婚約を解消することよりも罪深いといえます。
婚約解消はいっときの傷ですが、誤った結婚は一生の悔恨を生みます。
婚約を解消したいと思う理由をよく考え、冷静に判断し、周囲の信頼できる人の意見も聞いたうえで、偽りのない自分の気持ちを見きわめることがたいせつです。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
●三上靖史は、欠陥住宅や近隣トラブルなど住宅全般の相談を承っています。