内定者の取材動画放映など

2002年4月1日の「2002年度(平成14年度)大和証券グループ入社式」当日は、東京都内の帝国ホテル「富士の間」に、グループ主要9社の新入社員で一都三県に配属予定の約600人が集合した。

2002年度入社式で初めて、新入社員による活動をスケジュールに組み入れた。活動は以下の3点である。

  1. 内定者の取材動画(ビデオ)の放映
  2. 優秀論文発表
  3. 宣誓

提言の小論文を募集

内定者には「私達と大和証券グループの未来」と題して、大和証券グループのブランディング活動に対する意見・提言を、小論文の形で募集した。

顧客本位の経営が会社には必要など真剣な意見が多数寄せられた。入社式では、最優秀作品の新人女性社員が壇上に立ち、作品を発表した。

原良也社長

入社式でのプレゼン導入は、大和証券グループが2001年度から本格化しているブランディング活動を背景としたものだった。グループ各社トップ8人が見守るなか、各社員は新社会人としての意気込みを披露した。

最後にあいさつに立った原良也・大和証券グループ本社社長(CEO)は、「現状に満足することなく、よりよいものに改善していって欲しい」と激励した。

大和証券ではブランディング活動を続けるなか、各部支店では、業務内容に関連した改善策の具現化に取り組んでいた。この一環で入社式の位置付けを見直した。「形式だけ」をやめ、新入社員を主体とした式典に改めた。

関連動画

大和証券の新入社員の給料など。