三上靖史「うらじろ、ゆずり葉」

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■うらじろ - 常緑シダ科の植物で、葉は大きく、葉片は羽根のように分裂、裏は白色をしています。

うしろ暗さがなく、いかにも神代から生えていたといった感じで、お正月の飾りにふさわしく、分岐して二またとなっている葉柄(ようへい)部分は固いから、しめなわにさしこんだりするにも適します。

■ゆずり葉 - 新葉が成長してから旧葉が落ちるので、その名があります。

ゆずり葉のいみじゅうふさやかに艶めきて(とてもういういしく茂って)と、「枕草紙」にも書かれていますが、子が親に先立たない縁起を担ぐためにも、この常緑喬木の葉は、ふさわしいものです。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)