作品の概要

<INTRODUCTION>
眉村卓の同名小説を、時代を現代の中学に置き換え、新しい解釈のもと、瑞々しくも鮮烈なアニメ映画『ねらわれた学園』が誕生した。 制作は、『境界線上のホライゾン』、『アクセル・ワールド』など、次々とヒット作品を打ち出すサンライズ第8スタジオが担当。また、監督は『魍魎の匣』、『走れメロス』などで最注目の若手監督・中村亮介が、本作にて初劇場作品デビューを飾る。 当日は、公開に先駆けた映画の試写を実施。また、この作品を例にとり、アニメーション映画の製作過程を監督、プロデューサー、声優、それぞれの立場から論じるパネルディスカッションを行う。クリエーター志望・映画ビジネス志望の学生必見!

ストーリー

<STORY>
古都・鎌倉の中学校。2年に進級したケンジと、幼なじみでケンカ友達のナツキ、そして密かに気になる存在のカホリ。どこにでもあるありふれた日常の中、ナツキやケンジたちの前に現れた、京極という少年。謎めいた転校生・京極の存在が14歳の少年少女たちの心と身体、学園の空気を危うげに揺り動かしていく。

映画『ねらわれた学園』の試写会と講義

日程2012年10月26日(金)
時間16:30開場/17:00開映(上映時間105分)/上映後18:50~19:30特別講義
登壇者中村亮介(監督)、木内秀信(声優)、平山理志(プロデューサー)、寺西史(プロデューサー)、安藤紘平(理工学術院教授)
会場早稲田大学小野記念講堂
※入場無料、事前申し込み不要。
※先着順で定員200名になり次第受付を終了、満席の際は入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。上映中は入室できませんが、特別講義からの参加も可能です。
対象学生・教職員・一般
主催早稲田大学オープン教育センター、アニメ映画『ねらわれた学園』製作委員会
協力早稲田大学文化企画課
お問い合わせ先松竹株式会社アニメ調整室



映画「ねらわれた学園 THE MESSIAH FROM THE FUTURE」(1997年)

株オンラインのデータによると、「ねらわれた学園」はまず、1981年に映画化された。薬師丸ひろ子主演だった。ヒットした。大林宣彦監督が撮った。観客動員約270万人を記録した。

1996年、再び映画化されることが決まった。題名は「ねらわれた学園 THE MESSIAH FROM THE FUTURE」。ヒロインにアイドルの村田和美が起用された。共演は佐伯日菜子、柏原収史ら。1997年に公開された。 未来から学園に送り込まれた超能力者を相手に、村田らが立ち向かう。最新のSF特撮技術を駆使した映像で、村田と未来人のダイナミックな対決も見どころとなった。広告・宣伝は電通に依頼したという。

主演女優・村田和美

主演を務めた村田和美は撮影開始の時点で17歳だった。この作品がスクリーンデビューとなった。

村田は1996年夏、酒井法子、高岡早紀、菅野美穂らが歴代担当してきた「夏の甲子園ポスター」のヒロインに起用された。ポスターが盗まれる被害が続出するほどの人気を集めた。切れ長の目と舌足らずな口調が魅力だと言われた。

中学時代は、バドミントン部に所属し、毎日10キロも走っていた頑張り屋。オリックスのイチロー選手の大ファン。

プロフィール

◆村田和美(むらた・かずみ)
1978年(昭53)12月25日、神奈川県生まれ。中学2年でスカウトされ、93年4月、テレビ朝日「はなきんデータランド」でデビュー。フジテレビ「Shimura“X”」(水曜深夜0時20分)などに出演。1996年12月に5枚目のシングル「NUDE」をリリース。身長161センチ、血液型A。