センター長ご挨拶

オープン教育センターの更なる発展へ

 「学部を超えて、学生が集う学びの場」として発足したオープン教育センターは、2011年の春に10周年を迎えます。

 さまざまな学部、学年の学生で構成されたゼミ形式の演習「テーマカレッジ」や、使える英語習得を目的とし4人1グループでの少人数で行われる「Tutorial English」を皮切りに、これまでの大学にはない多種多様のユニークな授業が展開されてきました。現在、センター設置科目、学部等からの提供科目、協定他大学からの提供科目を合わせると、年間で4,000科目近くの「オープン科目」が提供されており、早稲田大学における教養教育の一翼をセンターが担っていると自負しています。さらに、「主専攻(学部における学士号)の補強」、「主専攻以外の第二の強みの獲得」、「主専攻を応用・活用する領域の獲得」を可能にする『全学共通副専攻』を2007年よりスタートさせ、すべての学問の基礎をつくる「3つの力」(英語コミュニケーション力、文章作成力、数学的思考力)を身につける『WASEDA式アカデミックリテラシー』といった基盤教育を2008年より開講するなど、この10年でセンターの果たす役割も大きくなっています。

 現在、大学教育には「就業力」、「社会人基礎力」なども求められるようになってきました。早稲田大学では、既に成果を上げている「プロフェッショナルズ・ワークショップ」のほか、社会人実践準備教育としての「卒業準備プログラム」が整備されつつあります。一方、「早稲田大学の学生」としての基礎的な知識やマナーを身につけてもらうため、「わせだライフABC」を入学時教育として提供しています。現在の大学教育においては、従来からの学部の枠組みでは実施できない教育があります。この「学部のみで実施できない教育」をオープン教育センターが担い、入学時から卒業まで学部教育と並行する新たな教育軸が展開されることが期待されています。学生にとって見れば、入学した学部内での教育だけでなく、他学部の学生と机を並べて学習、研究をし、議論をしていくことができることは大いに意義があるはずです。

 オープン教育センターがこの10年で蓄積してきた多種多様な「学びの場」を更に広げ、すべての学生が早稲田大学で勉強してよかったと思うような教育を実現していければと思っています。

2010年9月21日
オープン教育センター所長
嶋村 和恵 (商学学術院教授)



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